天体観測用の双眼鏡を買っちゃおう
天体観測用の双眼鏡を紹介します。購入される前に、「天体観測入門」の中にある双眼鏡の選び方を読まれることをおすすめします。
つるちゃんオススメの双眼鏡
双眼鏡も天体望遠鏡と同様に、さまざまなメーカからさまざまな機種が発売されています。そのうち、天体観測での使用に適すると思われるものをいくつかあげてみました。
写真イメージまたは商品名称をクリックすると、YAHOO!ショッピングへ飛びます。検索結果が何件も表示されますが、複数の販売会社が参入しているためです。あなたに合った良い条件のものを探しましょう。
購入される前には必ず支払い、配送、返品などの条件を確認してください。
写真イメージ | 機種名 | 倍率 | 口径 | 実視界 | 重さ | つるちゃんの説明 |
8倍 | 42mm | 8.2゜ | 870g | 口径は42mmで50mmには及びませんが、天体観測で必要となる最小限の口径は確保しています。倍率が8倍であるにもかかわらず、実視界が8.2度もあり、広視界を確保しています。重さも870gと実用的で、手軽に天体観測を楽しめる実用的な双眼鏡といえます。 |
||
7倍 | 50mm | 6.4゜ | 1,015g | 7x50mmという、天体観測で用いられる最も一般的なスペックを持つ双眼鏡です。天体観測の入門機として活躍するのは間違いありません。少し夜空が明るい場所で使用することが多い人は、10x50mmのアスコットZR10×50WP(W)を選択するのも良いでしょう。 |
||
10倍 | 50mm | 6.5゜ | 1,040g | 口径が50mmあって天体観測用の双眼鏡に適しています。周囲が明るい都会では瞳が7mmまで開きませんから、ひとみ径が5mmしかない10倍でも問題ありません。ただ、重さは1040gと少し重くなります。7倍のものと比べて視野が広いというお得感があり、初心者の方にイチオシです。 |
||
8倍 | 42mm | 7.5゜ | 695g | アトレックUシリーズはアトレックの後継機種ですが、大きな違いはないように思われます。 ダハプリズムを用いたコンパクトな双眼鏡で、防水仕様となっていますから、結露しがちな天体観測にはうってつけです。8倍の倍率で視界が7.5度もあるのもうれしいポイントです。 アイレリーフが19mmありますのでのぞきやすく、またフラット設計により視界全体で良像を結びます。 |
||
8倍 | 42mm | 8.1゜ | 730g | フォレスタUシリーズは2018年夏に発売開始となり、ニューフォレスタシリーズからモデルチェンジされました。 対物側にEDレンズ(特殊低分散レンズ)を採用することにより、色収差を極限まで抑えています。また、7層以上の反射防止多層膜コーティングが施され、明るい視界と優れたコントラストを実現しています。 8倍42mmと扱いやすく、実視界が8.1度もあって広視界です。アイレリーフも17mmあって、まずまず。天体観測用としては防水設計なのもうれしいですね。 生産終了となっている模様。急げ! |
||
8倍 | 42mm | 7.0゜ | 700g | アルテスJシリーズはアルテスの後継機種で、Made In Japan です。ビクセンで最上級モデルの双眼鏡で、唯一無二の存在と謳われています。それだけに価格帯が一ケタ違っています。マグネシウム合金ボディによって軽量に仕上がっています。またEDガラスレンズやプリズムに最高級材質の「SK15」を採用、高品質なコーティングを施すなど、品質にこだわっいますです。光軸調性は職人の手で一台一台正確に調整されています。 実際にのぞいてみると、視野全体のフラット感や視野周辺部での像の安定感など、他の機種との差は歴然です。値段はお高めですが、発売当初よりは随分と安くなりました。 |
||
2.1倍 | 42mm | 12.2゜ | 410g | 実視界が12.2度もあるというユニークな双眼鏡。ガリレオ式のため、アイポイント位置を5.6mmまでレンズ側へ目の位置を近づけると、実視界は28度まで広がる。肉眼では見えない星が見える上に視界が広く、星座散策に適しています。 |
||
6.5倍 | 32mm | 9.0゜ | 610g | メーカによると「星を観るためだけに作られた双眼鏡」とのこと。SG2.1x42 の超広視界のコンセプトはそのままに、倍率を高くすることによって、より詳しく観測することができます。 対物レンズにはEDレンズが採用され、光の波長によらず高い透過率となる特殊レンズコーティングが施されているため、星像がシャープになります。 長時間観測でも手ぶれを起こしにくい形状や防水仕様など、星を見ることにこだわった双眼鏡に仕上がっています。 残念ながら生産終了。他で見かけないタイプの双眼鏡だけに、欲しい方は急げ! |
||
7倍 | 50mm | 7.3゜ | 1,485g | 天体観測者の間で定評のあるニコン製双眼鏡です。7x50mmで使いやすく、視界が平坦な上に視野の端の方まで鋭い星像を楽しめます。高価なのが難点ですが、買って損のない双眼鏡といえます。 |
||
10倍 | 70mm | 5.1゜ | 2,100g | 天体観測者の間で定評のあるニコン製双眼鏡です。視界が平坦で視野の端の方まで鋭い星像を楽しめるのは7x50mmと同じです。口径が70mmもあるので暗い天体まで観測することができます。倍率は10倍と比較的低めなので、短時間なら三脚に固定しなくてもどうにか観測できます。つるちゃんも使っています。 |
||
18倍 | 50mm | 3.7゜ | 1,180g | 手ブレ補正機を搭載した双眼鏡です。倍率は18倍と高いのですが、手ぶれが少ないため、三脚に固定しなくてもじっくりと天体観測を行うことができます。天体観測者の間で好評です。 |
ミザールの双眼鏡
有名メーカ品でなくても天体観測用の割安な双眼鏡が欲しい。ここではそんなご要望にお応えする双眼鏡を紹介します。いずれも天体望遠鏡も製造しているミザールという老舗の国産メーカで信頼できます。クリックすると、YAHOO!ショッピングへ飛びます。
写真イメージ | 機種名 | 倍率 | 口径 | 実視界 | 重さ | つるちゃんの説明 |
8倍 | 40mm | 6.0゜ | 620g | 国産の老舗メーカ、ミザールの双眼鏡。口径は40mmで50mmには及びませんが、天体観測で必要となる最小限の口径は確保しています。小型で持ち運びがしやすく、天体観測だけでなく一般用としても活躍しそうです。ソフトケース付き。 |
||
7倍 | 50mm | 6.4゜ | 840g | 7x50mmという、天体観測で用いられる最も一般的なスペックを持つ双眼鏡です。重さは840gと1Kgを切っており、使いやすいでしょう。ソフトケース付き。 |
||
11倍 | 70mm | 4.2゜ | 1.3Kg | 11x70mmの大きな双眼鏡。天体観測では口径が物を言います。このクラスの他社製は高価ですが、比較的安価に入手できます。アイレリーフが18mmと長いので眼鏡をかけた人でも安心です。 |
||
5倍 | 25mm | 15.8゜ | 520g | 実視界が15.8度という広視界を実現したコンパクトタイプのスーパーワイド双眼鏡。口径が25mmと小さいので天体観測にはやや不利ですが、星座観察や自然観望など、全般的に広くご使用いただけます。以前に発売されていたSW-422の後継機ではないかと思われます。 |
まだまだあるぞ、双眼鏡
上で取り上げた機種以外にも双眼鏡はたくさんあります。下のリンクから自分に合った双眼鏡を探してみてください。必ずしも値段だけで判断はできませんが、極端に安いものは天体観測では使い物にならないケースが十分あり得ますのでご注意ください。
次にある双眼鏡のリンクをクリックすると、YAHOO!ショッピングへ飛びます。
双眼鏡