2月6日から7日にかけて、月が金星と水星に近づいて緩やかに集まりました。今度は13日に水星と金星が4.0度まで近づいて斜めに並びます。
下の星図は東京で5時40分ごろ、南東の空のようすです。日の出の時刻は6時31分ですから日の出まで50分ほどしかなく、すでに薄明が始まっています。金星の高度は6.7度で、水星は4.0度しかありません。この後高度は上がってきますが、空はだんだんと明るくなってきます。明るい金星はともかく、水星の明るさは-0.1等ですから、空の明るさに負けない時間帯に見ることが肝要です。
今回の間隔は4.0度ということで、それほど接近という感じではありません。それでも水星は2月7日が西方最大離角で条件が良いですから、見逃さないようにしてください。