明け方にレモン彗星を見つけよう

 ここではレモン彗星が東京で夜明け前、何時ごろにどの位置に見えるかを解説します。説明は5日間隔ですが、2日ごとの位置も示しました。参考にしていただき、ぜひ見つけてください!

10月10日 北斗七星の近く
 
10月15日 りょうけん座β星が目印
 
10月20日 春の大曲線のようにたどる

 

10月10日 北斗七星の近く

 北東方向の低い位置を見ると、北斗七星が昇ってきたところです。星図では赤字で「おおぐま」と書かれたあたりです。ひしゃくを作るγ星(2.4等)から右の方へ、χ星(3.7等)、ψ星(3.0等)の順にたどり、その右側にレモン彗星があります。ψ星との間隔は2.2度ですから、双眼鏡なら同一視野におさまります。
 
 レモン彗星の明るさは5.7等です。条件が整えば肉眼でも見つけられるはずですが、満月を3日過ぎた大きな月がありますので、観測には不利な条件です。山間部など空が暗い場所でも、双眼鏡が必要と思っておいた方がよいでしょう。双眼鏡で見た彗星はぼんやりと拡散しており、尾が伸びる方向に細長く伸びた楕円形のように見えるものと思われます。

10月10日 3時

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10月15日 りょうけん座β星が目印

 5日たってレモン彗星はだいぶ移動しました。高度が下がってきますので、星図の時間も30分遅らせて4時としました。北斗七星の柄に位置するη星(1.9等)から右側に見えるりょうけん座のα星(2.9等)を見つけましょう。さらに上側にあるβ星(4.3等)までたどり着けたらしめたもの。その右上へ1.7度離れたところにレモン彗星があります。さらに17日のこの時間はα星に1.2度まで近づきますから、探すのはもっと簡単です。
 
 今日のレモン彗星は5.0等とだいぶ明るくなりました。しかし、下弦の翌日という月がありますから、観測の妨げになりそうです。

10月15日 4時

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10月20日 春の大曲線のようにたどる

 今日は月の影響がなくなるのですが、レモン彗星の高度がさらに下がります。星図の時間を4時30分としましたが、東京では4分前から薄明が始まっています。この後空が明るくなってきますので、早いうちに見つけなければなりません。
 
 レモン彗星は今までと同じように北東の方角に見えますが、今日は目印になる星がなくて、少し探しづらいかもしれません。北斗七星が作るひしゃくの柄にある3星のカーブをそのまま延長すると春の大曲線になりますが、その要領でカーブを延長するのが手っ取り早そうです。
 
 レモン彗星の右側には球状星団M3があります。双眼鏡では同じような見え方をしますが、レモン彗星の明るさは4.3等です。6等級のM3よりも明るいですし、尾があるため円形ではありません。見間違えないように注意しましょう。

10月20日 4時30分

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