ペルセウス座流星群、しぶんぎ座流星群と並んで、3大流星群のひとつであるふたご座流星群が12月13日の晩から14日の未明にかけて極大となります。
出現数は1時間あたりに最大で50個から60個。爆発したり痕を残したりといった華やかさはありませんが、毎年安定した出現を見せてくれる、当たりはずれの少ない流星群です。
ふたご座は冬の星座なので、極大の頃には一晩中ふたご座を見ることができます。ですから流星群の方も一晩中観測することができ、結果としてひと晩で観測できる流星数でいえば、年間を通して最大の流星群となります。
ふたご座流星群の出現イメージ(天頂方向) |
注)一度にこんなにたくさんの流星が見られるわけではありません。 最高の条件で一晩見てこれくらいと思ってください。 |
今年の場合は月齢10の大きな月明かりがあるので、月が西に傾く2時以降に観測できればベストでしょう。流星はふたご座にだけ流れるのではなく、全天に流れます。また、双眼鏡や天体望遠鏡も必要ありません。逆に肉眼で見た方が広い視野を見渡せてよいのです。ですから、好きな方向をボーッと眺めるのが最高の観測方法といえるかもしれません。
寒い時期ですが、あなたもボーッと観測してみましょう。
ふたご座流星群の出現イメージ(南の空) |