今年3月24日に地球から見た土星の環の傾きがゼロになり、環が消失しました。
その後はいったん傾きが増え始め、7月に4度近くに達しました。しかしその後は再び減少に転じ、11月24日の20時ごろに極小を迎えます。この時の環の傾きは0.37度しかなく、ほとんど真横から環を眺める格好になります。つまり、環の消失に近い状態になるのです。土星の環の厚さはわずか数十メートルしかありませんから、かなり見えづらくなるのは間違いありません。
3月24日に起きた環の消失は、土星の位置が太陽に近くて観測できませんでした。今回は環の傾きか0.37度しかない状態で、果たして環は見えるでしょうか?
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土星の環の消失が次回見られるのは、2038年10月16日です。この時は消失が合計3回起こり、続けて2039年4月2日と7月10日にも見られます。また、2039年1月23日には太陽光が真横から当たり、この時も環が見られなくなります。