6月12日は土星が西矩となります。 西矩とは惑星が太陽から西側へ90度離れることです。太陽系の図を見ると、太陽・地球・土星を結んだ直線のなす角が90度になっており、地球から見た土星は太陽から西側へ離れて見えます。西矩の頃の惑星は日の出ごろに南中し、これから観測条件が良くなる、一つのサインです。
深夜の2時ごろだと、土星は東南東の方角に見えます。明るさは1.0等で、落ち着いた黄土色をしています。この後の土星は南中時刻が次第に早くなり、9月9日に衝を迎えます。