金星と海王星が0.1度まで超大接近 2023年2月15日

 昨年に続いて2023年2月15日は、金星と海王星が0.1度を切る(?)超大接近となります。最も近づくのは22時前後で、「つるプラ」では2分角まで近づく表示になります。しかし残念ながら、この時間帯は地平線下ですので、実際は観測することができません。
 
 下の星図は18時30分ごろ、西の方角を眺めた様子です。低い位置にまばゆく光る金星があります。そこへほとんど重なって海王星が表示されています。星座でいえばみずがめ座になりますが、うお座との境界付近です。拡大図を見ると金星のすぐ近く、左上に海王星があります。角度は9分強(1分=60分の1度)といったところです。0.1度台半ばという、超がつく大接近です。
 
 薄明が終わるのは18分後で、現在は薄明中です。しかも12度という低空です。さらに金星は-4.0等で、8等級の海王星と光度差が大きく、天体望遠鏡を使っても海王星は見えないかもしれません。

金星と海王星の位置関係(東京、2月15日 18時30分)

 最後に、残念ながら自作ソフト「つるちゃんのプラネタリウム」は略算です。21時30分台に0.07度まで近づくと表示されますが、実際にどこまで近づくか見ものです。14日と16日も間隔が1度台前半で狭いですから、両日とも観測候補日ですよ。

日付 間隔(19時)
2月13日 2.5度
2月14日 1.3度
2月15日 0.1度
2月16日 1.1度
2月17日 2.3度
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