6月11日は木星が衝になります。
衝になった惑星の観測条件は最良になります。地球との距離が近くなりますし、惑星が太陽と反対側に位置することから、一晩中観測することができます。下に示した太陽系の図を見ると、太陽、地球、木星の順に、一直線に並んでいますので納得です。
太陽、地球、木星の位置関係 |
木星が見える位置 |
木星は夜の21時ごろなら、南東の空に見えます。木星の右側には、赤い色をした1等星のアンタレスがあります。しかし木星の明るさは1等星よりもはるかに明るく、-2.6等もありますので、アンタレスよりも目立ちます。しかも金色に輝きますから、一目で木星だとわかるでしょう。
木星に天体望遠鏡を向けると、縞模様や大赤斑が見えて、天体観測の楽しさを味わえますよ。