2019年2月19日の夜、スーパームーンが見られます。
近年、スーパームーンがよく話題になります。普段よりも大きな満月が見られることをスーパームーンと呼んでいるようですが、つるちゃん自身は具体的な定義を知りませんし、正式な天文用語でもありません。(どなたかご存じの方、正式な定義を教えてください。)
下のグラフは2019年の一年間、地球と月の距離変化を示したものです。地球と月の距離が変化するのは月が円軌道でなく、不規則に楕円軌道を描いくからです。グラフを見ると2019年の2月に最も小さな値となることがわかります。
実際、2月19日18時3分に地球へ最も近づきます。それからおよそ7時間後、20日の0時54分が満月です。満月のタイミングと地球へ最接近するタイミングが近いので、スーパームーンとなります。
注) 満月の日付にこだわると20日が満月ですので、20日がスーパームーンとなります。しかし、2月20日の夜に見るよりも、19日の夜に見た方が月が大きく見える上に満月となる時間にも近く、当サイトでは19日の夜をオススメします。少しでも大きくて丸い月をご覧いただきたいので。
2019年 地球と月の距離を表すグラフ |
それでは実際に満月を見てみましょう。下の星図は東京で21時ごろ、東の空を中心に描いたものです。空の中ほど、しし座に満月が見えます。
東の空に見える満月 |
ところで、満月となる日付の21時に、東京で今年最小の満月が見られるのは9月14日です。
スーパームーンと最小の満月の大きさを比較しましょう。東京から見た月の視直径(見かけの大きさ)は、2月19日が33.74分(※)であるのに対し、9月14日は29.67分(※)で、13.7%も違います。下の画像をご覧いただくと、大きさが随分違うことがわかります。
※分は角度の単位で、1分=60分の1度
2019年2月19日夜の場合 |
最小の満月 |
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※表示された視直径は東京から見た場合の数値です。
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