1月9日から10日にかけてアルデバラン食が見られましたが、4月1日にも見られます。前回は深夜に起こって条件が良かったのですが、今回は夕方。空がまだ明るい時間帯に起こります。条件が良いとは言えませんが、全国で観測できますから、アルデバラン食に挑戦してみてください。
下の星図は東京で潜入が起こる少し前、18時30分ごろの西空のようすです。この日、東京での日の入りは18時02分ですから、日没から28分しかたっていません。当然空はまだ明るい状態です。それでも月齢は4.3ということで月は細くありませんから、肉眼でも見つけられます。ただ、この時間帯に肉眼でアルデバランを見るのは難しそうです。
潜入は東京だと18時45分に起こります。双眼鏡か天体望遠鏡を使えば、月の暗部からアルデバランが消えていくのを観測できるでしょう。一方、出現は19時53分です。この時間帯になると空がすっかり暗くなって観測しやすくなります。月の高度も30度あまりあって十分ですが、出現は月の明部になりますので、少々観測しづらいかもしれません。
観測地 | 潜入 | 出現 |
---|---|---|
札幌 | 18:43 | 19:45 |
東京 | 18:45 | 19:53 |
大阪 | 18:40 | 19:50 |
福岡 | 18:33 | 19:45 |
那覇 | 18:43 | 19:35 |
アルデバラン食が起こる前 |
各地で見られるアルデバラン食のようす |