4月10日から11日にかけて、月が木星とスピカに近づきます。残念ながら今回の間隔は広い目です。
まず、4月10日の場合です。21時ごろ南東の空を見ると、月が木星に近づいているのがわかります。星図にある21時ごろの間隔は 5.3度と広い目ですし、今日は満月ですから月がまぶしくて、条件的にはあまり良くありません。月と木星に加え、おとめ座の1等星スピカも縦に並んでいるのが楽しいでしょう。
4月10日の場合 |
翌日4月11日の21時ごろになると、月は木星の左下に移動します。最接近は4月11日の8時台で1.4度まで近づくのですが、それから半日以上がたっています。間隔は7.6度と昨日よりもさらに広がりました。月と木星とスピカの三天体が、三角形を作るのが印象的です。
4月11日の場合 |
観測できる最接近の頃(4月11日の夜明け前、間隔は2.9度) |