11月3日の夕方は、月が金星と土星に近づいて、三つの天体が三角形を作ります。18時ごろに南西の低い位置をご覧ください。月齢3.6の月を上側にして、左下に金星、右下に土星がそれぞれ集まります。
月と金星の間隔は6.2度、月と土星は6.5度、金星と土星は5.7度で、3つの辺は6度に近く、正三角形に近い形をしています。一番地平線に近い土星が沈む時刻は、東京で18時41分ということで、あまり余裕がありません。空が完全に暗くなるのは18時10分ですが、それよりも前から見ておかれた方が良いでしょう。
月の形 |
土星はこの後、12月10日に合となります。夕方見られる月と土星の接近は今月で見納めですから、しっかりとご覧になっておいてください。