9月3日の日没後まもなく、月と金星が接近します。実際に両天体が最も接近するのは21時台ですが、太陽が沈んだ後にすぐ沈んでしまいますので、日没後まもなくという表現になっています。
下の星図は東京で日没から30分が経過した西の空です。空はまだまだ明るい状態ですし、金星の高度は6.2度しかありません。月にいたっては5.7度ですし、月齢が2.0と非常に細い月ですから、きっと見づらいでしょう。双眼鏡を準備しておかれた方がよさそうです。双眼鏡を使えば1.3度しか離れていない月と金星が、横に並んだ美しい姿を眺めることができます。
なお、月から右下方向へ5.2度離れたところに木星もあります。こちらは高度が2.9度と、相当見づらそうです。金星と木星の間隔は6.6度ですから、7倍くらいの双眼鏡なら、ギリギリ同一視野で見られるかどうかといった間隔です。一度挑戦してみてください。
月の形 |