金星がおとめ座のスピカに近づく 2010年11月18日
3.8度の間隔で並ぶ
金星は10月28日に内合となりました。以降は今までと違って夜明け前に見られるようになります。さっそくですが11月18日におとめ座の1等星スピカへ近づいて、私たちを楽しませてくれそうです。内合から3週間しかたっていませんので、まだ高度は高くありません。しかしそれでも、日の出から1時間20分前で下の星図のような状態ですから、がんばって高度が上がってきているといえるでしょう。
金星とおとめ座のスピカは3.8度まで近づきます。両者は近づいた状態であることは間違いありませんが、ピッタリ接近した状態とはいえません。少し離れた上方には土星も見えますので、ついでに見ておかれるとよいでしょう。
前後数日間は同じような位置関係が継続しますので、この日でなければ接近が見れないわけではありません。ただ、この日はしし座流星群の極大日ということもあり、流星観測した勢いでそのまま、ちょっとにぎやかな夜明け前の東天をのぞいてみられてはいかがでしょうか。
金星とスピカの位置関係
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