小さな新月 2008年12月27日
12月13日の満月との比較
月は12月13日7時頃に地球へ最接近し、今年一番の大きな満月となります。今度はその半月後となる12月27日3時頃に今年最も遠ざかり、今年一番の小さな新月となります。 「えっ。最も近づいたと思ったら、今度は最も遠ざかるの?」 そう思われるかもしれませんね。でも考えてみると、月の軌道が細長くいびつな楕円に変化しているからこそ最接近したわけで、その軌道が大きく変化していないのであれば、今度は最も遠ざかるのは道理というものです。
いつ見ても同じように見える月ですが、実はその軌道は一定していません。結構フラフラしながら地球のまわりを公転しているのです。ですから、地球との距離も一定しておらず、最接近や最遠となった際の地球との距離も毎回違うんですよ。
それでは12月13日最大の満月と、12月27日最小の新月を比較してみましょう。下の表がその比較結果ですが、地球との距離は14%も変化していることがわかります。わずか半月ほどの間に、大きく変化するものですね。
日付 | 12月13日 | 12月27日 |
月齢 | 満月 | 新月 |
距離(Km) | 356,567Km | 406,607Km |
平均距離=1 | 0.928 | 1.058 |
視直径 | 33’30” | 29’24” |