水星が内合、金星が外合 2008年6月8日、9日
2008.4.29 新規
水星、金星が相次いで合
6月8日には水星が内合となり、その翌日には金星が外合となって、ふたつの内惑星が相次いで合となります。したがって、水星、金星は太陽と同じ方向に見えることになり、地球からは観測することができません。
下の絵をご覧ください。水星と金星は、地球−太陽を結んだ直線上にありますから、太陽と同じ方向に見えることがわかります。そして、水星は地球に近い側(太陽よりも手前)にいますが、金星は地球から遠い側(太陽よりも向こう側)にいます。したがって、水星は内合で金星は外合であることがわかります。
このあと水星は明け方の東の空へまわって急速に高度を上げていき、7月2日に西方最大離角となります。また、金星は夕方西の空へまわり、宵の明星として活躍することでしょう。
水星、金星、地球、太陽の位置関係